千年オリーブテラス「樹齢千年のオリーヴ大樹」

writer:編集部(2020.11.27)3,353 views

1000 Olive Terrace

小豆島土庄町に樹齢千年になるオリーブの大樹がある。 オリーブの島を象徴するかのように、高台から海を見渡せれる場所にどっしりと根を下ろしています。 そんな大樹を眺めながら、特別なひと時が過ごせるウェルネスガーデンがオープンします。

オリーヴ大樹は、どこから?

オリーヴ大樹
スペイン南部のアンダルシアから、時間にして1ヵ月、距離では10,000kmもの航海を経て、2011年にここ小豆島にやってきました。
移植に携わったのが、そら植物園株式会社の代表取締役でもあるプラントハンター西畠清順さん。オリーブは輸送出来るまでの3メートルの高さまで西畠さんの手で枝も根も伐採し、それでも重さが3トンもありました。運び出す際にも傷つけないよう、輸送中も枯れないようにと、とても慎重になられたかと思います。

オリーヴ大樹は、いつ植樹されたの?

オリーヴ大樹
3月15日の「オリーブの日」 この日に合わせ2011年3月15日に植樹され、2016年3月15日から「樹齢千年のオリーヴ大樹」の一般公開が始まりました。
🏢小豆島ヘルシーランド株式会社 植樹の様子はこちら
2023年7月14日にオリーヴ大樹の一般公開は終了しましたが、心と体を整えるウェルネスガーデンとしてオープンします。


因みに、1950年3月15日に昭和天皇が小豆島を巡幸の際にオリーブの種をお手播きされたとして、1972年に小豆島のオリーブを守る会が「オリーブの日」と制定。 昭和天皇がお手播きされたオリーブの木は、オリーブ公園内にてご覧いただけます。1950年(昭和25年)ですから、樹齢七十年のオリーブになります。千年からすると、まだ産まれたての赤ちゃんになるのでしょうか⁉

オリーヴ大樹の「今」

オリーヴ大樹
植樹された当時は枝が切られほぼ幹だけの状態から、ぐんぐん枝を伸ばして葉を付け、翌年の開花時期の6月には花を咲かせました。

小豆島には樹齢千年のオリーブはありませんし、日本固有の「オリーブアナアキゾウムシ」という直径1~2cmほどで、その名前の通りオリーブの樹皮に穴を開けるやっかいな害虫がいます。また台風で倒木被害も小豆島では少なくなく、オリーヴ大樹にとったら『とんでもない所に来たぞ⁉』と思っているかもしれませんね(汗)
でも管理者である小豆島ヘルシーランドの農園担当の方が大事に大事に管理をされているからこそ‼も、あると思います。

千年もの間、根を下ろしていた地から遠い異国の地へ渡ってもなお衰えず、小豆島に根を張っている姿に生命の力強さが伝わってきます。 まさにオリーブの花言葉にある「繁栄」ではないでしょうか。

オリーヴ大樹の見どころ

オリーヴ大樹
「樹齢千年のオリーヴ大樹」に来たら、ぜひ見て欲しい所をご紹介。

「オリーブの幹」
幹の太さといい、フォルムもかっこ良くて、樹皮からも千年の歴史が感じれるかと思います。また、幹が分かれているのが、まるで握手をしているように見え「人と人を繋ぐ」を表しているかのようです。もう一つのオリーブの花言葉にある「平和」そのものです。

「オリーブの枝」
植樹する際に枝が伐採されているので、今伸びているのは小豆島に来てからの枝になり、枝の表面もつるつるしてまだまだ若い枝です。年数の違いが垣間見れますよ。 小豆島での時を重ね太く大きくなって行って欲しいです。

「オリーヴ大樹と風景」
高台に植えられているので、オリーヴ大樹越しにエンジェルロードが見られます。海からの風と共にまったりとオリーヴ大樹からのパワーを感じましょう。

千年オリーブテラス

オリーヴ大樹が根付いたこの地に寄り添うように生まれた千年オリーブテラス。
瀬戸内海の穏やかな海を目の前に感じ、オーディオガイドを聞きながらオリーブの知恵から学ぶマインドフルネスイーティングや、プランツメディテーションといったオリーブと共に過ごすひと時が楽しめます。

日帰り体験はもちろん、この森に泊まることもでき、木のぬくもりを感じる部屋でオリーブの木々や海の音など瀬戸内の自然の音を聞きながら、“もうひとつの家”でオリーブオイルを使ったトリートメントスパ体験など心と体を整える特別な時間をお楽しみいただけます。

スポット情報

スポット名千年オリーブテラス「樹齢千年のオリーヴ大樹」
住所〒761-4100
香川県小豆郡土庄町甲2473
電話0879-62-8989
営業時間9時00分~17時00分(最終入場16:30)
休業日水・木曜日(変更の可能性あり)
駐車場あり
アクセス土庄港から車 で 約10分
備考入場料:大人1000円、中高生500円、小学生以下無料

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